国税庁の年末調整アプリ入力方法

年末調整の電子化を進めるにあたり、国税庁提供の年末調整アプリが運用されています。

実際の入力手順を説明していきます。

年末調整アプリのダウンロード

まずはアプリを国税庁HPからダウンロードします。

年調ソフトの入手は下記の方法があります。

○公式アプリストアから入手

○直接ダウンロード(パソコン版のみ)

アプリをダウンロード後の手順(PC版)

1.「Windowsキー」を押すとダウンロードしたアプリ令和4年年末調整に係る控除申告書…と表示されます。

こちらをクリックするとアプリが起動します。

2.「控除申告書を作成する方はこちら」をクリック

3.「新規作成」をクリック

4.「質問に答えて受けられる可能性がある控除を確認」をクリック。

ご自身の控除の対象が分かっている方は、いきなり「控除申告書を選んで作成」に進むことも可能です。

5.「結果を見る」をクリックして、受けられる控除を確認してください。

6.「控除申告書を選んで作成」をクリック

7.基本情報を入力します。

8.IDパスワードの入力をします。

画面ではisseitsutsuiと入力していますが、実際は社員番号など、会社で管理している従業員番号等があれば入力します。(例:001など)

一番下の「次へ」をクリックします。

9.給与支払者(勤務先の会社)から事前に給与支払者情報の電子データをもらっている場合にはインポートできます。

ここではインポートしないを選択します。(手入力になります)

「次へ」をクリックして進みます。

10.給与の支払者(勤務先情報)を入力し、「入力完了」をクリックします。

11.入力内容を確認し、「次のステップに進む」をクリックします。

12.保険会社等から入手した証明書の電子データがあればインポートします。

保険会社等から保険料控除証明書を電子データで提供を受けることが可能となっています。

画面ではインポートしないで「次へ」で進みます。

13.作成する控除申告書を選びます。

画面では所得金額調整控除申告書が選択されていますが、年収850万円以下の方は不要となります。

ローン控除を受ける方は住宅借入金等特別控除申告書についても選択します。

「確定」をクリックして次に進みます。

14.配偶者は扶養親族の情報を入力し、「入力完了(申告する内容の確認)」をクリックして進みます。

「一時保存」をすることをお勧めいたします。

ここまでで令和4年分の扶養控除等異動申告書の入力は終わりです。

15.続いて令和5年分扶養控除等異動申告書の入力です。

令和4年分とほぼ同じ内容ですが、翌年分の申告書を翌年最初の給与支払い日までに提出することが義務付けられています。

「入力完了(申告する内容の確認)」をクリックして進みます。

16.保険料控除申告の情報を入力します。

ご自身の該当する控除情報を画面に従って入力していきます。

入力が完了したら、「保存して次の申告書作成に進む」をクリックします。

17.ここまでの入力内容を確認します。

入力内容に問題がなければ「確定」をクリックして進みます。

18.申告書を出力します。

「電子データで出力する」か、「書面印刷」が選べます。

画面では電子データで出力するを選択します。「次のステップに進む」をクリックします。

19.マイナンバーの提出の有無を確認し、「電子データで出力する」をクリックして進みます。

20.電子データ以外にPDFファイルも出力する場合は、「はい」を選択します。

21.「電子署名を付与する」か、「パスワードをかける」のいずれかを選択します。

画面では「パスワードをかける」を選択します。

22.添付書類がある場合には添付します。

画面では添付なしとなっていますが、入力内容によっては添付書類が必要になることがあります。

入力はここまでです。

23.出力したPDFファイルはこのように表示されます。

ID(社員番号等)は001などの「数字」を入れた方が良いです。(その後別の税務ソフトにインポートする際に数字でないと使えないことがありますので)

24.出力された電子データフォルダ(パスワードあり・なし)とPDFファイル3つが生成されています。

画面はデスクトップに保存した状態です。

おわりに

年末調整アプリによる電子化の運用を始めることで大幅な時間短縮が図れると思います。

出力した電子データを他の税務ソフト(年末調整の達人など)にもインポート可能です。

従業員の少ない会社様ならすぐに運用開始は可能ですので年末調整を紙で行っている会社様は是非参考にしてみてください。会社の事務負担を減らせるツールになるかと思います。

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